こんにちは、まるこです。
現在オハナスマイルヨガスタジオ祐天寺店・駒澤大学店にて「インド雑貨フェア」開催中です!
やはり雑貨の中でも一番人気が、「ガネーシャ」とぞうさんモチーフのものです。
ん?ところで「ガネーシャ」ってなに?なんで象の頭なの?かぶりもの?
いつもの好奇心がむくむくですー!
左の画像はSayaka先生書き下ろしの「シヴァファミリー」
シヴァ神の横にいる象の頭のこどものような神様が、ガネーシャ神です。
<プロフィール>
性別:男性神
父:シヴァ
母:パールヴァティ
弟:スカンダ
乗り物:ねずみのムシカ
妻:ブッディとシッディ
ガネーシャは、あらゆる障害を除去して成功に導く神であり、商売繁盛をもたらす幸運な神であり、智慧を司る学問の神であり、文化や芸術を司る技芸の神であり、病苦からの解放をもたらす医術の神であり、あらゆる事象を司る万能の神なのです!
インドでは店先やタクシーのダッシュボードの上に置いてあるのをよく見かけます。
ヒンドゥーのどの神様をまつる寺院でも、入り口の一番近くに、ガネーシャ神像が設置されていることが多い、これはガネーシャ神を最初に礼拝しなければならないというシヴァ神の指示があるからだそうです。
インドの神様の神話にはいろいろなエピソードがあり、とっても面白いのですがガネーシャにまつわるお話もかなり強烈です。
(参考文献:wikipedia)
象の頭を持つ理由には複数の神話があるが、もっとも有名なものは以下のものである。
パールヴァティーが身体を洗って、その身体の汚れを集めて人形を作り命を吹き込んで自分の子供を生んだ。パールヴァティーの命令で、ガネーシャが浴室の見張りをしている際に、シヴァが帰還した。ガネーシャはそれを父、あるいは偉大な神シヴァとは知らず、入室を拒んだ。シヴァは激怒し、ガネーシャの首を切り落として遠くへ投げ捨てることになる。
パールヴァティーに会い、それが自分の子供だと知ったシヴァは、投げ捨てたガネーシャの頭を探しに西に向かって旅に出かけるが、見つけることができなかった。そこで旅の最初に出会った象の首を切り落として持ち帰り、ガネーシャの頭として取り付け復活させた。これが、ガネーシャが象の頭を持っている所以とされる。
他の説ではパールヴァティーとシヴァが夫婦でヴィシュヌに祈りを捧げてガネーシャを得、他の神々がそれを祝いに来たが、その内の一人・シャニは見た物を破壊する呪いをかけられていた為、常に下を向いていた。しかしパールヴァティーは彼に遠慮せずに息子を見るよう勧め、その結果ガネーシャの頭は破壊された。ヴィシュヌは悲しむパールヴァティーの為にガルダに乗って飛び立ち、川で寝ている象を見つけてその首をガネーシャの頭として取り付けた。
なんと、身体の垢からつくられたとは、、、。
「こども?」そもそも神様なので年齢はありませんが、ガネーシャの像や絵を見てお分かりのように彼は短い脚を持っています。この短い脚は、速く走ることができないかわり、ゆっくりと、着実に、進んでいく、堅実さを持ちあわせていることを象徴しています。同時に、身体を動かすかわりに智慧によって行動すること、あるいは、自分が動くよりも、智慧によって人を動かすことのできる、指導者としての資質を持っていることを象徴しています。
たいへん智慧のあるエピソードがこちら。
ある日シヴァ神が、ガネーシャとその弟のスカンダに競争をさせました。それは「世界を3回先に回った方が勝ち」というものでした。弟スカンダは乗り物の孔雀に乗り、世界を3周して帰るとガネーシャはもう既に両親の隣に座っていました。ガネーシャは、両親の周りを3周し、「自分にとっては両親は世界に等しい」と言ったそうです。(一休さんみたいなとんちの働き方ですね。)
これに喜んだシヴァ神は、「重大な仕事を行うときには、まず初めにガネーシャ神に礼拝しなければならない」と命じたのでした。このためヒンドゥー教の多くの寺院で入口近くにガネーシャ神が祀られています。
これに関する言い伝えも様々。その中でも私が好きな解釈がこちら。Sayaka先生がイラストで分かりやすくしてくれました!
月の満ち欠けのはじまりに関する言い伝えでもあるこのお話。インドではガネーシャの誕生祭が、8月末または9月始めの「ガネーシュ・チャトゥルティー गणेश चतुर्थी」の日(新月の日から4日目)から満月までの計11日間行われます。呪いがかかっているので、誕生祭にはお月様は参加できないのでした。
万能の神でありながらも、とってもチャーミングなガネーシャ神。
今も昔も宗教の垣根を越えて万人に愛されています。
スタジオでも入口でお出迎え。
みなさまのお越しをいつもお待ちしてます。